pika-cycling

DAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

移転しました。

DAHON routeで五稜郭公園まで行ってみた

この日は朝から晴れていたので、お弁当を持って妻とサイクリングに出かけた。
目的地は五稜郭公園。
家からは往復15kmくらいなので、自転車で行くにはちょうどいい距離だ。
歩いてだったらとても行く気にはなれないよね。

途中でコンビニに寄っておにぎりを買ったり、薬局で日焼け止めを買ったりしながら進む。
こういうときは二人だと楽だな、と思う。
自転車が盗まれないように気にしなくていいのは、誰かと一緒に出かける最大のメリットだ。


それにしても、町中をこうやって進んだり止まったりしている分には、ミニベロは便利だ。
小口径のホイールはストップ&ゴーしやすいところがいい。
あと、かなりの低速域でも安定して走れるのは意外だった。
自転車も走れる歩道なんかは歩行者を気遣いながら徐行して走らなければならないし、サイクリングロードで子どもの自転車の練習をしてたりするときなんかはかなり気を使うし。

遅いと言われることが多いダホンルートだけど、遅いのもメリットなのだと感じることが多い。
というか、10万円の早い折りたたみ自転車を買うよりも、街乗り用には5万円のエントリーモデルの折りたたみ自転車を、遠乗り用には5万円のやっすいクロスバイクを買ったほうがいいんじゃないか、などと考え始めている。


自転車を一台買うとどんどん増えるという自転車沼に、すでに両足まで突っ込んでいるのか……?


そんな悪い予感が胸をよぎるあいだに、柏が丘通(桜ヶ丘通ではない)にある桜のトンネルにたどり着いた。
だけど、出るときは晴れていたのに、昼ごはんをしている最中にかなり曇って寒くなってきたのには参った。
実は、天気予報で昼から雲行きが怪しくなることは知っていたんだけど、ついつい調子に乗って決行してしまったのだ。
自転車に乗るには天気予報が超大事だと思い知った。


寒くなってきたので急いで五稜郭公園に向かった。
五稜郭公園は、自粛の影響でどんちゃん騒ぎもボート乗りもおらず、粛々とウォーキングしたりサイクリングしたりジョギングしたりする人しかいないため、例年になく静寂に包まれていた。

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こういうきれいな逆さ五稜郭タワーなんて、こんな時じゃないと撮影できないだろう。


帰りは緑園通を逆向きに進む。
同じ道でも進行方向が違えば、見え方がぜんぜん違う。
こーゆーのって自動車で移動しているときには、あまり味わえない感覚だと思う。

たぶん今後、季節の移り変わりでもまた全然景色が変わってくるはずだ。
夏になったらまた通ってみよう。

DAHON routeにサドルバッグを取り付けた

それにしても、自転車を買うと欲しい物がどんどん増えるのね。
5万円の安いダホンルートを買ったけど、用品で5万円ぐらい使ってしまいそうだ。
これが自転車沼というやつか。

その分、一回買ってしまうと使い回しが効きそうなものが多い。
ウェア類はもちろんそうだし、工具や収納用品なども、他に自転車があっても使えるものばかりで専用品というものがあまりない。
そういう意味もあって自転車を何台も買い増しする人が多いのかな、と思った。
自転車に乗るための装備が揃ってしまえば、次回以降はほぼほぼ本体だけを買えば足るので、割安に思えてしまうのかもしれない。

今回買ったのはDAHON純正のサドルバッグ。
あまり自転車にゴテゴテと装備をつけたくはなくてカメラバッグにチェーンロックなどの荷物を入れて肩にかけていたんだけど、思いの外肩がこることに気づいた。

カメラバッグは中に仕切りとクッションが入っていて、財布やスマホを入れておくにも便利だったんだけど、さらにこれにペットボトルも入れたりするので結構な重量になる。
それでも普通に歩いて使う分には、もっと重くても特に負担に思わなかった。

もしかしたら、自転車に乗る時に肩に食い込むような気がするのは、慣性の法則のせいかもしれない。
加速する時にカメラバッグはその場にとどまろうとするので、重量が肩に一点集中する。
歩いているときは加速のスピードが穏やかだからあまり気にならなかったのかもしれない。

というわけで、DAHON純正のサドルバッグをつけてみることにした。
あまり使用レポがないので憶測なんだけど、現行のサドルバッグはゴムでサドルに引っ掛けるタイプに見える。

DAHON(ダホン) Saddle Bag

DAHON(ダホン) Saddle Bag

  • メディア: スポーツ用品

それに対して型落ちのモデルは、サドルの下にあるレールにアタッチメントを取り付けて、ワンタッチで取り外しできるところが大きく違う。

見た目もこっちのほうが好みなので、型落ちの方を買うことにした。

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サドルバッグが赤色反射板と干渉するので反射板を少し下にずらした。

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赤色反射板を下げると折りたたみの時にシートポストの長さが足りなくなって、前かがみになるのが難点。
いずれこれも取り外してしまって、泥除けのところに電光式の反射板を取り付けようと思っている。

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サドルバッグは両サイドにジッパーがあって、ベルクロで止まるようになっている。
完全に密封するという感じにはならないので、貴重品を入れるのはやめておいたほうがよさそうだ。
とりあえず、チェーンロックと携帯用工具、パンク修理キットと緊急用の空気入れを入れてみたけれど、チェーンロックが重さで下に落ちそうになっていることがままある。
せめて上下逆だったらこんなことにはならないのになあ。


しかし、実際に試しに走ってみると非常に良い。
かばんを肩にかけているときとは、体に掛かる負担が全然違う。
同じ重さなのに車体にガッチリと固定されているのと、体にぶら下がっているのでは雲泥の差があるものなのだな、ということが分かった。

あとは財布とスマホを入れるためのウェストポーチと、飲み物を固定するためのボトルケージを買えばだいたい完璧かな。

DAHON Routeで大沼に行ってきた

この前市内を片道約7km、往復で14km走ってこれたので、もうちょっと遠出をしたくなった。

そこで思いついたのが大沼国定公園

onumakouen.com

大沼の湖畔は一周15kmで、折りたたみ自転車で一周するにはちょうどいい距離だ。
天気もいいことだし、さっそく愛車を積み込んで行ってみることにした。

DAHON Routeの展開

ダホンルートを組み立てるのにもだいぶ慣れてきたので、手順の写真を掲載してみよう。
これが格納しているときのスタイル。

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折りたたむとW89×H64×D34cmとかなり小ぶりになり、軽自動車の後部座席の足元にもすっぽりと収まるサイズになる。
前輪と後輪、そして押し下げたシートポストの下端の三点で支持され、折りたたんだ状態で自然に立っているところが尊い

まずはこいつをぐいっと開く。

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前輪と後輪がマグネットでがっちり固定されているので、自転車の後ろから両手を使わないと開くのは難しい。
というか、ショップの店員さんが横着して、自転車の前の方から手を伸ばして開こうとして、開かなくて諦めていたレベルであるw


続いて畳んであったハンドルをグイッと起こし、長さとハンドルの向きを調整する。

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最後にサドルを高くして、

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折りたたんであったペダルを戻して完了。

めっちゃ簡単でしょ?
思い立ったときにすぐ車に積んで持ち運べるところは、折りたたみ自転車のいいところだ。
玄関脇に置いておいて、出かける時にさっと持ち上げてさあ出発という、手軽さが性に合っている。

沼へ

大沼の周りの歩道は自転車も通っていいことになっているんだけど、車道に比べて補修が行き届いていないせいでガタガタ。
歩行者と分離されているわけじゃないので人がいたら降りなければならず、いまいち。
思い切って車道を走ってみたけれどそれほど車通りも多くないので特に問題はなかった。

ただ、車道を走るとなるとヘルメットは欲しいなあ。
ヘルメットを被っていると死亡率が1/4になるんだってさ。
しかしロードレーサーのようなモルモン教徒みたいなヘルメットは、ちょっと抵抗感がある。
もうちょっと自然なフォルムで安全性もあるやつを探してみよう。

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さすが大沼だけあってロードレーサーにしょっちゅう追い越されるんだけど、そのときに「おはよーございまーす!」と元気に声をかけていく人が何人かいた。
追い越し前に声掛けするのがマナーと言うか、トラブル回避の技なんだろうか。

にしても、ロードレーサーの人はさすがに速い!
7速にして目一杯漕いでも25km/hしか出ないダホンルートはあっという間にぶっちぎられる。

とはいえ、沼の周りは一見平坦でも微妙にアップダウンが多く、7速に入れる機会がまずない。
下りで調子に乗って高いギアにするとすぐ上りになって足への負担がグッと重くなるので、よっぽどまっすぐ続いたなだらかな下り坂でもなければ7速でマジ漕ぎとか到底無理。
さらに後半は足がつかれてきたので、4速か5速くらいでクルクルと回して走ることのほうが多かった。
その一方、かなりきつい上り坂も1速で登りきれたし、そーゆー意味ではダホンルートのギア比はそこそこ実用的なのかもしれない。
人間のスペックが高くなければスペックの高い自転車を扱うことはできないのだね。

霊泉洞に寄ってみた

大沼を半周したあたりで、霊泉洞という立て札を見つけた。

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ちょっと疲れが出てきた頃なので、休憩がてらバイクからウォークへと切り替えてみる。
こーゆーのも自転車の醍醐味だよね。自動車だったらわざわざ降りないもん。
調べてみると、大沼の水はここから湧き出しているとのこと。

good-hokkaido.info

脇道をしばらく歩くと小さな祠を発見。

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旅の無事をお祈りしつつ、どこから水が湧いているのかな、と探したら湖面まで続く古い古い鉄のハシゴが。

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うん無理。これは無理。まだポカリも残ってるし、ここで水は飲まなくていいよね。

自転車沼に到着

途中で休んだり大沼だんごを買ったりして、ゴール。
これが自転車沼か……。

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だいたい14kmの道のりを1時間20分で完走。平均したら15km/hくらいかな。
気候がいいせいで汗もかかず、途中疲れたけど全然大変な感じはしない。
次回はもうちょっと早く走ってみてもいいかな。

というか、街中ならまだしもこういう田舎を走るんだったら準備が足りなすぎる。

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おりたたぶ(1) (講談社コミックス)

ヘルメットに手袋、オイルに工具にパンク修理キットも買っておかないと。
定額給付金で10万円もらえるし、と思って折りたたみ自転車を買ったけど、これは10万円すぐに使い切ってしまいそうだな……。

DAHON Routeにサイクルコンピューターを搭載した

ダホンルートを乗り回していつも気になることは、

「速いのか?」
と、
「速く走らせられているのか?」

というふたつの疑問だったりする。

ダホンルートがそれほど速い自転車ではないのは何度か乗ってみて知ってるけれど、実際どれだけのスピードが出ているのかと、自分がどれだけの速さで漕いでいるのかというのは、常に気になっている。
そうなると欲しくなってくるのがサイクルコンピューターである。

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コンピューターと聞くとものすごい電子頭脳的なものを想像してしまい、AIが走りを分析して
「ピピピ、アナタハ マズ 5キロ ヤセナサイ」
みたいなことを言うやつだと思いがちだけど(高性能なやつは言うかもしれないけど)、そこまでではない。

要は車輪にマグネットをつけて、車体にセンサーをとりつけて、回転数で速度や走行距離を図る割合に原始的な機械である。
値段も1,000円代からあって、ミニベロ初心者の自分にも手が届きやすい代物だ。
すごい上級なものになるとGPS搭載で衛星とリンクしてナビをしたり、走行ルートをパソコンに取り込んだりできてまさにコンピュータ然としてくるのだけど、そーゆーのは値段が10倍くらい違うのでちょっとお呼びではない。

サイクルコンピューター略してサイコンが折り畳み自転車の必需品であるというのは、折り畳み自転車乗りのバイブルである「ものぐさ自転車の悦楽」に書いてあったことだ。

ヘルメット・バックミラー・サイクルコンピューターという、言ってみれば自転車に絶対に必要なものではないけれど、あったほうが絶対に良い!というものを必需品としてあげていた。
残りのヘルメットとバックミラーについても今後買う予定だ。

謎の中華メーカー製サイコンを買った

件のバイブルには「折り畳み自転車のサイコンを買うなら無線式にしろ」と書いてあった。
安いサイコンはセンサーとコンピュータが有線で繋がっているのだけど、それだと折りたたむときに邪魔になったり断線させてしまったりしがちなので、気を使わない無線式が最適であるとのこと。
だけどそうなると当然値段も高くなってしまう。
特に自分がほしいのは、速度の他にケイデンス、1分間にペダルをどれだけ回したかの表示もできるやつなので、特に高い。

サイクルコンピューターではキャットアイというメーカーが安くて信頼性があるらしいのだけど、ケイデンスも図れる無線式となると万超えしてしまう。

困ったなと思っていたら、ENKEEOという謎の中華メーカー製のサイコンが、タイムセールで2,625円になっていたので速攻でポチってみた。

取り付けのポイント

一般的な用品は、20インチの小径車向けに作られているわけではないので取り付けには結構苦労した。

そしてスピードセンサーは結構簡単に検出できたのだけど、ケイデンスがなかなか検出されなくて焦った。
取り付ける前にセンサーと磁石を近づけたり遠ざけたりしても数値が全然変わらないのだ。
たぶんスピードとケイデンスは連動していて、ホイールが回っていないとクランクだけ回してもダメなのかもしれない。
結果的に取り付けてみるまでうまく動くかどうか分からないというのが地味に大変だった。

さらにダホンルートはチェーンステーが平べったい形をしているのでセンサーの角度を付けにくく、一時は絶望して返品まで考えたレベルだった。

試行錯誤した上での取り付け位置はこんな感じ。

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ケイデンスセンサーは、リアキャリア用のステーのあたりに縛り付ける。

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磁石とセンサーの距離をギリギリまで近づけなければ検知してくれないのがなんともアナログだ。
もっと強力な磁石を使えば余裕が出るのだろうか。


ケイデンスセンサーを前につけた分、スピードセンサーはホイール外周部ギリギリになる。

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かなり際どいところだったけどなんとかうまく動くところまでもっていった。

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ディスプレイは大型でかなり見やすく、走行中でも自然に数字を読み取れるのでかなり良かった。

実際に走ってみる

とりあえず海岸線を一時間くらい走ってみた。

行きはかなり調子がよく、最高速度35km/h、平均でも20km/hオーバーを軽く達成。

DAHON route速いじゃん!」

と思ったのもつかの間、帰りになって気がついたけど行きは追い風で、帰りは向かい風だったので15km/hくらいになってしまった。
追い風の威力はすごい。


ケイデンスの方はというと、軽いギアをシャカシャカ回すのが性に合っているのか120rpmくらいは余裕で出た。
こういう乗り方だと一時間乗っても全然疲れないし、足とか膝にもノーダメージだから良い。
このペースでどのくらい距離を稼げるのか、自分の限界にチャレンジしてみたくなる。

村上春樹のエッセイで、ランニングのコツはLSD(ロング・スロー・ディスタンス)、つまり、ゆっくりと長い距離を走ることだと書いてあったような気がする。
ダホンルートはギア比が低くてトップでもあまりスピードが出ないのだけど、だからこそ逆に長い距離を走れるのかもしれない。


というわけで、サイコンは装着してみてすごく良かった。
自分の走りがどのくらいのものなのか客観的に把握できるし、それを課題に次回の走りに活かそうという考えも出てくるし。
自転車にパーツを取り付けるたびに、自転車で走るたびに、また自転車に乗りたくなるのは困ったものだなあ。

これが自転車沼というやつか……。

DAHON routeで市内を散策してみた

先日はダホンルートを自動車に積み込んで、人も車も通らないような安全なところで試し乗りしてみたので、いよいよ街中デビューしてみることにした。

自動車天国のこの函館にも、唯一無二のサイクリング(歩行者)専用道路がある。
それが緑園通だ。

www.ehako.com

かつて函館から戸井まで鉄道を引く計画があったのだが、戦時中に取りやめになってしまい、その跡地を利用してサイクリングロードになっている。
整備から30年以上たって舗装がぼろぼろなところがあったり、一部暗いところがあって痴漢が出たことがあったりと地元からの評判はあまり良くないのだけど、とにもかくにも一度走ってみないことにはその真価は分からないじゃないですか。

緑園通へ

緑園通りの入り口は、湯川3丁目のトラピスチヌ線に面したところにある。

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人は左、自転車は右。
見ての通り地元の人の協力で花壇が整備されていて、自転車でブラブラ流すのにはぴったりだ。
路面は確かにボロボロで凹凸も激しいのだけど、自転車側を歩いている人も多いし、子どもに自転車の練習をさせていたりするから、逆にスピード抑制になっていいのではなかろうか。


いつもは下を通るばかりの高架からの眺め。

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まるで高速道路みたいでちょっと優越感。


道南金剛の時とは違ってこうやってアップダウンが多い普通の街中を走ると、ダホンルートのギアがやたらと軽いのが逆に助かる。
自動車では(むしろ徒歩でも)気にならないようなわずかな傾斜でもペダルが重くなるので、軽いほうが足への負担が少ないのだ。
坂道に逆らわず、ギアをリニアに変えて対応するのがいいんだな。

それと、人や対向車などなどいろんな障害物を避けるために止まったり、一時停止や信号待ちで止まったり、なかなか長くは漕いでいられない。
ギアが軽いとストップ&ゴーがやりやすいのもいいところだ。


そんなことを考えていたら桜のトンネルに出くわした。

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市内で桜のトンネルといえば桜ヶ丘通りだけど、ここは有名になりすぎて車通りが多すぎて、のんびり歩いて見ることが難しかったりする。

www.hakobura.jp

それにくらべれば緑園通りの桜並木は当然自転車と歩行者専用なので、のんびりと桜を楽しむことができてとても良かった。


そうこうしているうちに五稜郭公園に到着。

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のんびり走ったつもりだったけど、緑園通りの入り口からここまで20分くらいだった。
このぐらいだとほとんど疲れないし、楽しさしかなかった。
これだったら通勤に使ってもいいかな。
もちろんスーツだと厳しいので、クールビズの期間になってから、だけど。

往復で15kmくらいなら苦もなく走れることが分かったので、近いうちにもうちょっと遠出をしてみる予定。

DAHON routeで道南金剛に行ってきた

天気が良かったので、さっそく先日購入したダホンルートを車に積み込んで出かけることにした。

目的地は函館市の旧恵山町にある道南金剛。

www.ehako.com

観光スポットとしては非常にマイナーで、たぶん誰もいないだろうと思ったのでチョイス。
バイパスから降りた旧道に面しているので、自動車があまり通っていないところが重要だったりした。


ダホンルートは折りたたみ自転車だけど、軽自動車の後ろに積み込むにはちょっと厳しい。

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幅はなんとかなるけど奥行きがね。
運転席を下げすぎないタイプの人なら、後部座席の足元に置けるので特に問題なし。
後部座席を倒してしまえば妻のブロンプトンも一緒に積み込んでも余裕のよっちゃんだ。

ちなみに、組み立てはめっちゃ簡単で素人でも1分以内にできちゃう。「慣れたら30秒以内」というショップ店員の言葉もあながち間違っちゃいないと思った。
しかし、ブロンプトンとダホンルートを比べてみると、リアタイアも折り曲げられるブロンプトンのコンパクトさが際立つ。

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ただしブロンプトンはスチールフレームなので重量はダホンルートとほとんど変わらなかったりする。
コンパクトでも輪行はけっこう大変じゃないのかな。
こうやって車に積み込むぐらいなら全然楽勝だけど。

ちなみに、妻は5年前に札幌の秀岳荘でBromptonを買ったのだけど、当時の自分のブログにこんなことを書いていた。

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なんと、その頃から自分はダホンがいいと言っていたのだった。
それから5年経って自分がそんなことを言ったどころか、メーカー名さえも覚えていなかったというのに。
この時点でダホンを買うことは運命づけられていたとでも言うのか。


閑話休題
自動車で目的地から4kmぐらい離れた駐車場に車を停めて自転車に乗り込んだ。

まずは奇岩、サンタロ岩。
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サンタロ岩:函館市(旧恵山町) | 函館・道南の歴史・伝説 | 遊ぶべ!道南探検隊

春の海岸沿いを自転車で走るのはとても気持ちがいい。
オープンカーにも負けず劣らずだなあ、と思う。

前に原付で奥尻島を一周したけど、原付はガソリン臭いしうるさいし、ヘルメットで視界が制限されるし速度が早すぎて景色を見る余裕がないし、けっこう大変だった。
まあ、自転車で奥尻島を一周する気はないけれど(笑
いや、一周60kmくらいだから、意外とそんなに大変じゃないかも。
これは行く流れだろうか……。


途中でブロンプトンを借りて乗り比べてみた。
ブロンプトンの6速はダホンルートの7速と比べてかなり重く、スピードがギュンギュン出せる。
このスピードを長時間維持するのは難しそうだけど、いざという時に激チャリできるのはいいなあ。
妻曰く、ギアがクロスしているダホンルートのほうが乗りやすいとのことで、ここは一長一短かもしれない。

続けて目的地である道南金剛。
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道南金剛 | 函館スポットマップ by e-HAKODATE
ここは柱状節理なことに加え、石切場だったのでこんな景色になったんだそうだ。

そうこうしているうちに、日浦洞門を通ってゴール。
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途中で路線バスとすれ違ってびっくりすることもあったけど、それ以外はのんびりとしていて非常に良いサイクリングコースだった。
片道4kmくらいならなんの問題もなく走れることが分かったので、次回以降少し距離を伸ばして行こうと思っている。

折りたたみ自転車DAHON routeを買った

ふと思い立って、折りたたみ自転車を買うことにした。
家を建てて収納場所に余裕ができたというのもあるし、立地が田舎で自転車に丁度いいというのも大きい。
家のすぐ目の前の海岸線では毎日のようにサイクラーが通り過ぎていく。

でもまあ、コロナ騒ぎで旅行にも行けなくなったし、その分のお金が浮いたというのが一番の要因かもしれない。
サイクリングなら三密にもならないしね。


ちなみに、妻は近所への買い物用にBromptonというメーカーの折りたたみ自転車を使っている。

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BROMPTON|ブロンプトン ミズタニ自転車株式会社

一度ポケモンGO用に借りたことがあるんだけど、小口径にしては力強い走りで、6段ギアを駆使してぐいぐい走れてかなり楽しかった。
車に積んでどこかに運んで乗り回すのなら、自分も折りたたみ自転車にしたほうがいいかもしれない。

とはいえ、ブロンプトンは定価で20万円とかなり高額なので(ロードバイクに比べたら普通なんだろうけれど)、もうちょっと手軽に買えるものを探してみることにした。

とりあえずDAHONがいいらしい

自転車のメーカーにはいろいろあるけど、安かろう悪かろうな自転車は良くないらしい(当然だ)。
ちょっとした罠は、有名アウトドアブランドの名前を関した自転車。
そういうのは看板だけが有名で、中身は安物が使われているから注意が必要とのこと。

色々と調べてみるとDAHONというメーカーが良さそうだということが分かった。

www.dahon.jp

名前の響きだけ聞いて韓国製っぽいと思っていたんだけど(デーウとかヒュンダイっぽい)、実はカリフォルニア生まれのバリバリのアメリカン。
最安のエントリーモデルは5万円からあって、初心者からベテランまで手広く愛好者がいるようだ。
とりあえず、これを軸に地元に在庫がないか調べてみることにした。

まずはホームセンターへ

ダメ元で近所のホームセンターへまずは向かってみた。
当然メインの商品はママチャリで、あとは1万円台の折りたたみ自転車ぐらいしか並んでなくて「やっぱりかー」と思っていたら、一台だけ、売り場の目立つところにドーンと展示してあったのがダホンだった。

「あるじゃん!」

並み居る安物自転車を裾野にした折りたたみ自転車の売り場の中で、頂点に高々と掲げられているのが印象的だった。
多分この店のフラッグシップモデルなのだろう。

置いてあったのはDAHONSUV D6というモデル。
値段は、税込で35,000円くらい。思ってたのよりちょっと安い。

調べてみると日本の武田産業という会社がライセンス生産しているものらしい。
フレームがスチールで13.7kgと重い分、値段は格安になっているようだ。
自転車は金で重さを買うというエピソードがよく分かる。

価格的には良かったんだけど、どうも食指が動かない。
シルバーがちょっと微妙にダサいんだよなあ。
あと、ホームセンターで買うとアフターメンテナンスがどうかな、という不安もあった。
ママチャリなら使い捨てればいいんだけど、ね。

自転車屋さんへ

そんなわけで、ひとまず判断を保留してちゃんとした自転車屋さんに行ってみることにした。
とりあえずダホンというメーカーはかなりメジャーでホームセンターでも(SUV一車種だけだったけど)扱っているレベルだということが分かって、購入への意志が強くなったし。

市内にあるほとんど唯一無二の自転車専門店に行ってみると、ママチャリよりもロードバイク中心のガチ勢向けラインナップで、かなり信頼できそうな気がした。
折りたたみ自転車の種類は少なかったけど、いちおうダホンはあった。
ここで取り扱っていたのはYEAH(ヤー)というメーカーのOEM製品で、アルミフレームなのでSUV D6より軽い12.2kg。

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YEAH ピックアップ PCK060K 折りたたみ自転車20” | ヤー折りたたみ自転車の通販はサイクルヨシダへ。 | 自転車通販 サイクルヨシダ

しかしダサい!!!
YEAHって!!! pickupって!!!

これはちょっとないわ……、と思いながら店員さんに折りたたみ自転車を探している旨を伝えると、

「じつは、今朝入ってきたばかりのダホンがあるんですけど、見てみます?」

との衝撃の発言が。
マジで!? と振り返ると、いままさにカウンターの後ろの方でダンボールから開梱されているところだった。
それがダホンルート。私の一生の相棒となる自転車との出会いだった。

こ、これはかっこいい!

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Route - PRODUCT | DAHON OFFICIAL SITE - ダホン 公式サイト

フォレストグリーンという色も好みだし、完全に一目惚れ。
実物は写真よりもずっと渋い色で、暗いところでは黒に、光があたったところだけ緑に見える渋い色合い。

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この色加減が絶妙だし、routeのレタリングがポップだけど安っぽく見えない所が良い。
サドルの白と相まって、旧車のMINIみたいな雰囲気がある。アメ車なのに。

定価は50,000円と完全に想定予算内。
それでいてアルミフレームで、12.2kgとそこそこ軽い。
ヤーとSUV D6と比べると高いけれど全然かっこいいし、実用品じゃなく趣味で乗るには見た目というのはかなり重要なスペックだ。


ちなみにもう一種類、ボードウォークも入荷していた。

これもクラシカルな見た目でかなりかっこいい。これも相当良かった。
が、ルートより1万円高い。

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色はチャコールグレー。なのに紺色。
フォレストグリーンのルートみたいに、ほとんど黒にしか見えないのに光の加減で青く見えるおしゃれカラーで、DAHONと書かれた金のプレートも上品で素敵。

ボードウォークのフレームはクロームモリブデンだけど、重量は12.3kgでルートとほとんど変わらない。
ということは見た目でさらに1万円投資するか、という問題になる。

結構悩んだけれど、ここは無難にダホンルートにしておくことにした。
クラシカルなボードウォークもかなり魅力的だったけど、太いフレームがポップなルートのほうが見た目が好みだった、というのが一番の理由。
人も自転車も結局は、好みがいちばん大事なんだよね。

ダホンルートを買った

というわけで購入決定。
税込み55,000円からちょっと値引きと用品3,000円引きがあって、防犯登録はサービス。
ネットで買うほうが少し安いけど、今後の整備のこともあるし、地元の自転車屋さんで買うのが一番だと思う。

整備してもらって夕方引き取って、翌日には近くの公園までサイクリングしてみた。

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乗り心地は非常に自然。ママチャリ感覚でスイスイ乗れる。
ギアは7段変速なんだけど、7速にしても軽すぎるのはちょっと不満かな。
あんまりスピードを出さずにまったり街乗りする自転車だからそーゆーものかもしれないけど。

しかし久々に自転車に乗ってみると楽しいね。
自動車に乗っているときとは見える風景が違うし、徒歩感覚でもっと早く楽に走れるというのは非常にいい。
休みの日には車に載せて、普段行かないような場所を探索してみたいと思っている。