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DAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

移転しました。

DAHON routeのスプロケットを交換するぞ(計画編)

ダホンルートを買って3週間で300kmくらい走った。
さすがにこのくらい乗ると、いいところ、悪いところが分かってくる。

DAHON routeの良いところ

なんと言っても乗りやすいところ。
柔らかいサドルと、自由な乗車位置のおかげで疲れにくいし、尻も痛くならない。

世の中にはたくさん自転車があるけれど、サドルとハンドルの位置を自由に、それこそサイクリング中にでも工具いらずに簡単に調整できるものは少ないらしい。

ダホンルートだと速く走りたいときはハンドルをぐっと下げて前傾を強めるし、疲れてきたらハンドルを上げて体を起こしたり、さらに言うとサドルの上げ下げで座る位置を調整して、尻への負担を和らげることができる。
そこが折りたたみ自転車の割に遠出できるポイントかも知れない。

よく見るクロスバイクの謳い文句で、
「10km程度の通勤通学にオススメ」
というのがあるけど、ダホンルートは折りたたみ自転車のくせに片道30km程度は余裕だしね。


あと、最初からグリップがエルゴノミクスになっているのがいい。
体重を腕で支えやすいから、腕・足・尻の3点で分散しやすい。

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Route - PRODUCT | DAHON OFFICIAL SITE - ダホン 公式サイト

どうせすぐ買い換えるものではあるけど、これがオシャレな丸形だったらすぐ疲れちゃって、グリップがダメになる前に乗らなくなっちゃうかもしれない。


そんな感じで、安いわりによく走るし長く乗っても平気だし、見た目もかわいいところが気に入っている。
多少重いけど、折りたたんで玄関の片隅にしまっておくにはちょうどいいし、大変コスパがいい自転車だ。

DAHON routeの悪いところ

とはいえ、イマイチだと感じるところもないわけではない。

DAHON routeはかなり遠くまで走れるのだけど、それは20km/h未満くらいで長距離ポタリングするときの話。
7速で25km/hも出ないので、郊外をひた走りたいときなどに力不足を感じる。
北海道には安全にぶっ飛ばせる道がたくさんあるのに、これが非常に残念なのだ。


自転車の速さは、
前輪の歯車÷後輪の歯車×車輪の外周×クランクを回す回数
で決まる。

DAHON routeにあてはめると、
フロント52枚÷リア14枚なので、クランクを1回転させるたびに車輪は3.7回転する。
ここに外周1,490mmをかけて、クランクを1時間に4,200回(70回/分)回すとすると、時速23kmになるという計算だ。

ちなみに同じくDAHONのエントリーモデルであるBoardwalkは7速が11枚なので、
52÷11×1,490×4,200
で、同じ速さで足を回転させれば時速30kmも出ちゃうのだ。
分母が違ってくるので、たった3枚の歯車の違いでかなり差がついてしまう。


だったら歯車を交換すればいいだろうという話になるんだけど、実はそれも難しい。

ダホンルートの歯車(スプロケット)は、いまは安い自転車にしか使われていないボスフリーという方式をとっているため、交換できる種類がほとんどないのだ。
対してボードウォークはいま主流のカセットフリー式で、歯車だけをスポッと取り替えちゃえばいいのでかなり融通がきく。
じゃあダホンルートもカセットフリーにしちゃえばいいじゃん、という話になると、ハブからスプロケットからホイールまで! 総取っ替えになってしまうのでものすごいお金がかかってしまうのだ。

この点が唯一、ボードウォークに負けた、と痛感したところだった。
ほかは好みの問題で済ませられるんだけど、ボスフリーだけはなあ……。

救う神は台湾にいた

諦めかけたその時、台湾のメーカーが廃盤になったSHIMANO互換のスプロケットを作っているというダホンルートユーザーからの天の声を聞いた。

これさえあればボードウォークに負けない!!!

自分で交換するのは自信がないのでショップに相談すると、
「耐久性がどれだけあるか分からないけど、そこが自己責任であればやりますよ」
との回答だった。
もちろん答えはOK!!!

パーツ代は3,380円。工賃は3〜4,000円とのことだったので、ボードウォークとの価格差1万円以内に収まる! 大勝利だ!

交換後の驚きの結果は次回お伝えします。
乞うご期待!

Sportstrackerで古いスマホをサイコンにしてみた

自転車用のスマホアプリはたくさんあるんだけど、ちゃんとした機能を使おうと有料になってしまうのが、自分のような初心者サイクリストにとっての課題だったりする。
きちんとお金を稼げないとサービスが終了してしまうので大人ならある程度払うのは大事なことだと思うんだけど、

  1. 同じ道をどれだけ早く走れるのか競いたい
  2. 友達同士切磋琢磨しながらトレーニングしたい
  3. 道に迷いやすいからナビしてほしい

みたいな、きちんとした目標がない自分みたいな人間が使っても、猫に小判の持ち腐れになってしまいかねない。

自分が使っているSportsTrackerというアプリは、無料でそこそこ使えるので重宝している。

Sports Tracker for All Sports

Sports Tracker for All Sports

  • Amer Sports Digital Services Oy
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料

時々SUUNTOというスマートウォッチの広告が出てくるので、Stravaなどの単体のサブスクリプションで稼ぐタイプなのではなく、販促ツールとしての立ち位置なので無料なのかもしれない。
でもSUUNTO高いんだよね。

Applewatchの3ならいま安くなってるから、ちょっと欲しかったりする。

閑話休題
Sportstrackerは基本的な要素は大体揃っていて便利なアプリなんだけど、なぜかびっくりするほど人気がない。
ほかのアプリは最低でも万単位の評価がついているのに、これだけ28というまさかの二桁。
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まめにアップデートもされているのに、なぜこんなに使われていないんだろう。

というわけで今回は、そんな人気のないSportstrackerを紹介するかたわら、古いスマホサイクルコンピューター代わりにしたことについて書いてみることにした。

ルート作成

今回は無難に、大沼を一周するルートを作ってみることにした。
まずはPCからSportsTrackerのサイトにアクセスし、ルートを作成。

www.sports-tracker.com

地図上にポイントを打っていけば自動で道が引かれていく。

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まずDrawModeをMTBにしておくと書きやすいのでオススメ。

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というのも、移動手段によって道を選んでくれる機能があるんだけど、地図がOpenStreetMapなので日本の地図に詳しくないため、変な回り道をさせてこようとして非常にめんどくさい。
自転車NAVITIMEくらいの賢さがあるのなら助かるんだろうけどね。
隣のタブでGoogleマップを開きながら作業すると捗る。

そんなこんなで完成。

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翌日はちょうどよく曇っていたので、自転車を車に積み込んで大沼に出発した。

出発

さて出発地点についたら、スマホでSportsTrackerを立ち上げて、アクティビティを開始する。
この際に、家で作ってきたルートを表示させるとナビにもなるという寸法だ。

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ナビとして使うためのスマホホルダーは装着済み。

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さすがにメインで使っているiPhoneXSを入れる勇気はないので、昔使っていたiPhone6をナビとして活用することにした。
インターネット共有で繋ぐという手もあるんだけど、接続が切れるとアプリが不正終了してしまうので、外ではオフラインにしておいたほうが良さげ。


謎の中華メーカーENKEEOのサイコンも悪くないけど、スマホをナビにすると速度表示はもちろんカラーで地図を表示できるしで、とても便利。
ケイデンスセンサーと同期しないけど、ギアと速度でだいたい割り出せるので特に問題はない。
と思っていたら、なぜか記録に残っていたのが謎すぎる。

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どうやって計測してるんだろう。振動数?


そしてスマホナビにするために購入したこのスマホホルダーが安い割になかなかいい商品だった。

スマホはこんな感じでベルクロでしっかり固定されるので、走行中に動く心配もない。

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さらに、小銭入れとして使えるポケットもあるしメッシュ部分にはお札も入れられるし、サイクリングのときの財布代わりになって非常に便利。

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休憩のときなどはワンタッチで自転車から取り外して店に持っていけるし、これはなかなか捗るアイテムだった。

走り終えた後は

終わったら終了ボタンを押してアクティビティを終えると、結果がアップロードされてあとから振り返ってみることができる。

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これまでに自転車に乗った記録がすべて管理されるので、来週はもっと頑張ろう! という気になって捗る。

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毎週100kmは走るようにしたいなあ。
自転車通勤の帰りに回り道して、距離を稼いでみようかしらん。

通勤用にU字ロックを買った

DAHON routeを買ったときに用品を3,000円引きしてくれるというので、ABUSのチェーンロックを買った。

ABUS 1500 110cm ロック ブラック(85-3603115002)

ABUS 1500 110cm ロック ブラック(85-3603115002)

  • メディア: ホーム&キッチン

これの赤いのを持ち歩いて、駐車する時にはなにか固定物とフレームを結びつけるように固定している(これが俗に言う地球ロック)。

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(これはダメな例。本当はフレームの三角の部分とか、ホイールにも通さないと意味がない)

自転車屋さんではこれよりひと段階レベルが高い、4804もおすすめされていた。

でもこれは重量が510gと結構重く、ずっしりとしすぎていたので重さ360gの1500を購入したのだった。
見た目が赤で、「ロックしてるぞ!」というアピール効果も高く(緑の補色だし)、いい感じだと思っていたんだけど、実際はそんなに性能は良くないらしい。

普通の自転車の鍵はボルトクリッパーですぐ壊される!?

自転車の用具を探してネットの海をさまよっていたところ、大変な記事を見つけてしまった。

www.bicycle-security-lab.com

自分が買ったこのABUS1500、350mmのボルトクリッパーでたやすく切れてしまうらしい。
衝動的に盗もうという輩に抵抗するには十分だけど、本格的に盗もうという専門の自転車泥棒に出会ってしまったらひとたまりもないとのこと。
まだこれはチェーンロックだから悪くないけど、最近良く見るワイヤータイプの鍵なんかは一瞬で切られてしまうそうだ。

丈夫な鍵は、重い

そんなわけでもうひとつ鍵を追加してもいいと思って調べてみたんだけど、めちゃくちゃ丈夫な鍵はめちゃくちゃ重いことが分かった(当たり前)。
だいたい1kgちかくあるし、軽くて丈夫なやつは値段が高い。

これなんか見た目もかっこいいし丈夫で最高なんだけど、15,000円くらいするからね……。

50,000円の自転車につけるには、オーバースペックな気がする。
自転車の鍵は2,000円くらいからあるし、ふたつ付けた方が安全だというから、ロックにかけられる適正金額といえば、せいぜい車体本体の10%くらいまでだろう。

U字ロックがいいらしい

どうやらU字ロックだとボルトクリッパーで破壊しにくいとのことなので、安くて軽くてそこそこ性能がいいのを買うことにした。
まあ、うちみたいな田舎には窃盗団も少ないだろうし、好き好んで折り畳み自転車(しかも安い)を盗んでいく物好きも少なかろう。

というわけで、購入したのはノグチという自転車パーツを作っている会社の鍵。

www.bicycle-security-lab.com

格付けは高いけれど、630gとちょっと重たいのが難点ではある。

ツーロックは基本

早速職場の駐輪場でつけてみたんだけど、周りを見渡してもここまで丈夫な鍵で施錠している人はいなかった。
ツーロックどころか、後輪につける馬蹄形のやつだけだったり(すぐ壊される)、

ニッパーで切られてしまうようなワイヤーロックだけの人がほとんど。

というかだいたいがホームセンターで売っているような自転車なので、ダホンルートごときでも相対的にはかなりの高級車なのだった。
そういう意味でもガッチリ鍵をかけておくにこしたことはないと思った。

www.kahoku.co.jp

U字ロックで駐輪場の柵と固定して、チェーンロックはフレームと車体をしっかり固定。
サイコンやヘッドライトはその都度外して、通勤時はサドルバッグもつけないことにした。
泥棒の人はその金銭的価値よりも、盗む行為それ自体が楽しくてやっていると聞くので、なるべく隙を見せないほうがいいね。

AmazonPrimeワードローブでバックパックを選んだ

せっかく折りたたみ自転車を買ったので、自転車通勤にもチャレンジしてみようと思った。
スーツで自転車に乗るのはさすがに憚れるけど、うちの会社は初夏から秋にかけてクールビズになる。
それなら普通にGU ACTIVEを着ていけるので、自転車でも問題なかろう。

気合の入った自転車勢は一年中自転車通勤を(冬でも!)している人がいるけれど、さすがにそれは大変そうなのでパス。

しかし、スーツとワイシャツネクタイ姿は地球に優しくないよね。
儀礼的行事があるとき以外は夏クールビズ、冬ウォームビズにして欲しい。


それにしても、さすがにクールビズとは言え、通勤で使う服と仕事中の服は取り替えたほうがいい気がした。
あまりスポーティな格好で客前に出るのもあれだし、あとは下着のシャツも持っていくべきだろう。

そう考えると必要になってくるのはバックパックである。
そんなに大きいものでなくていいから、半袖シャツが無理ない折り方で収まって、あとは丸めた下着が入れば良い。

小さめで背中が蒸れず、通勤以外でも遠乗りのサイクリングに使えるようなバックパックを探してみた。


だけどネットで見ていてもサイズ感が全然わからないし、かといってアルペンなどのスポーツ用品店に行けば行ったで情報量が全然無い。
そんなジレンマに悩んでいたら、Amazonの「カートに入れる」のうえに妙な表示があることに気がついた。

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Prime wardrobe?
何じゃそりゃと思って調べてみたら、一度に6種類までのアイテムを7日間お試しできて、返送料は無料というサービスだった。

全部買わなくても完全無料とは凄い!!!
ネットショッピングの弱点を全て補うかのような神サービスにびっくりした。

おおむねアニメを見るためだけにAmazonプライムに入っていたのが、こんなところで役に立つとは。

というわけで、気になるバックパックを片っ端からカートに突っ込んで注文してみた。

[クローム] ECHO BRAVO (2019年モデル) エコブラバックパック 17L ブラック

今回注文した中で一番ビジネスマンっぽくてクールでかっこよかったのがこれ。

ガッチリしていて収納力もあり、ワイシャツをシワなく収納できそうだった。

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自転車ツーキニストに嬉しい、ヘルメットの収納ストラップも完備。

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ちょっと惜しいのは背中の当たる部分の通気が弱そうなところ。

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普通にかなり良さそうだったんだけど、ちょっと大きすぎたので今回は断念。
自分が都会に住むアーバンなビジネスマンだったらこれにしたと思う。

しかし見た目はかなり気に入ったので、ビジネスバッグを買い換えるときなどはCHROMEのバッグには注目していきたい。

[deuter] ギガ フラット ギガフラット グラファイト

こちらはドイツのスポーツ用品メーカー、ドイターの商品。
ギガフラットの名前のとおり、背中がフラットでノートパソコンを持ち運びしやすいようになっているのが特徴。
平らな分、書類や着替えも無理なく運べそうな気がした。
さらに、CHROMEに比べて背中に当たる部分がメッシュになっていて蒸れなさそうなのが好感触。
これはちょっと大きすぎたけど、ドイター製品は結構いいかもしれない。

[deuter] レース X 12 D3207118-7000 ブラック

こちらは同じドイターでも、もっとサイクリング寄りの商品。
容量が12リットルと小さすぎる気がしたけど、シャツ一枚くらいなら普通に収まる。

蒸れ対策がギガフラットよりもさらに本格的になっているうえ、レインカバーつきだったりハイドレーションシステムにも対応していたり、かなり本格的で良かった。
これは最終候補に残しておこう。

[ティンバック2] リュック リフトトートパック OS 604-3

レースX12とほぼ同じ大きさで、向こうは10,000円、こちらは6,000円とお手頃な値段になっている。
ドイターほどじゃないけれど背面はしっかりメッシュになっているし、いろんな機能はないけれど収納力はあって、かなりの好印象。

これも最終候補の一つかな。


このほかにサロモン製品をふたつほど頼んでいたのだけど、どちらもやっぱり山用で、自転車通勤にもサイクリングにも、使えないことはないけれどあまり向いていない感じだった。

というわけで、レースX12とティムバック2の一騎打ちとなった。

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背負ってみたり下ろしてみたり、鏡の前でぐるぐる回ってみたりして相当迷った。

決めきれずにネットの口コミをもう一度確認してみると、レースX12よりも、レースEXPという上級グレードのほうが評判がいいようだ。

背面がメッシュどころかアーチ状になっていてまったく背中に接しないから蒸れないだとか、レインカバーだけじゃなくヘルメット収納ネットが標準装備とか、それでいて容量は11-20リットルと、X12に比べて多少余裕がある。

しかし、確かレースEXPは13,000円くらいしたから諦めて10,000円のレースX12を注文したんだよな……。
と思いつつレースEXPのページを確認したら、10,000円になってる!!!
今だ! 注文だ!!!

結局ドイターのエアー レースEXPを注文することとし、Amazonプライムワードローブで注文した商品はすべて返送することにしたのだった。

レースEXPを愛用中

さんざん悩んで買ったレースEXPは評判通り良いものだった。
会社に行くときはガチ漕ぎしないから別として、帰りに全速力かつ遠回りして息を切らせて帰っても、背中が全然蒸れない。
むしろ前傾姿勢でスピードを出しているときのほうが涼しく感じる。

かといってホールド性は高く、5kgぐらいの荷物を背負って全身に重みが分散されるのか、肩に負担がかからない。
通勤用のメッセンジャーバッグ(財布と鍵しか入ってない)で肩が痛くなっていた頃が嘘みたいだ。

容量はやっぱり少ないけれど、衣類ならクルクル丸めれば一泊分ぐらい入りそう。
通勤でも遠乗りでも活用できて、なかなか良い商品だった。


しかしPrimeワードローブ、これだけ好き勝手試しても無料とか神サービスすぎでしょ……。

実店舗に行って何種類も手にとって眺めたり色んなものを入れたり出したり、挙句の果てにその場でネットの評判を見始めたりしたら100パー追い出されるし、しかもそれで結局買わないなんてことを言ったら一生出禁にされてもおかしくない。
かといって単に通販で買うと思っていたのと違ったり、サイズ感が今一つだったり、実物を見ないで決めるというのはめちゃくちゃ難しい。
もちろんお客様都合で返品になると普通は送料を負担しなきゃいけなくなるわけだしね。

それが全部無料でできちゃうって、Amazonすごいな、としみじみ思った。
まあ、結局ワードローブでは買わなかったけど、他で売上が上がったのでアマゾン的には引き分けでしょう。

DAHON routeで八郎沼に行ってきた

自転車に乗っていると自分の距離感がだんだんおかしくなってくる。
北海道人にはありがちなのだけど、数百メートル離れたコンビニまで車で行くのがデフォだった自分だ。

それが自転車を買うことで、
「職場まで10kmないのか。近所じゃん」
となり、さらには40kmくらいなら余裕で自転車で行ける距離だという認識になってしまった。

というわけで今回は北斗市の八郎沼を目指すことにした。

www.city.hokuto.hokkaido.jp

先週は40km走ったので、今回は大回りルートで60kmが目標。
毎日少しずつ距離を伸ばしていけば、いずれ100km200kmも夢ではない……?

フェリー乗り場

家から10kmほどでフェリー乗り場の前を通過。

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ここからフェリーに乗れば青森でも輪行できるんだよなあ。
いつか下北半島一周サイクリングとかやりたいかも。

この後で陸橋を越えなければならないのが嫌だなあ、と思っていたけど、なんの苦労もなく登りきってしまった自分にびっくりした。
これも慣れかな。脚力がついたのかな。
立ち漕ぎのときはギアを何枚か重くする、というのを読んで試したら安定したのでオススメ。

その後は国道227号をひたすら北上。
トラックなどもびゅんびゅん走るけれど、道幅が広いのでかなり走りやすい。

逆に、幹線道路のほうが自転車に向いているかもしれない。
というか街中は逆走自転車とか路上駐車自動車とかが多くてカオスで恐ろしい。
見通しのいい一本道の国道のほうが見落とされない分よっぽど安心できる。

八郎沼

国道は順調だったのだけど、そのあと八郎沼に至る山道はけっこう大変だった。
1kmで50mくらいの上りでもかなり足に来る。
短くて急な上りよりも、どこまでも長く続くほうがこたえるようだ。


それでもなんとか力を振り絞って八郎沼に到着!

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沼のくせになんで標高が高いところにあるんだと思って帰宅してから調べたら、開拓時代に牛馬に水を飲ませるために作った人工沼なのだそうだ。勉強になるね。

hokutoinfo.com


そして桜。

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もう5月も下旬だというのに桜が咲いていてびっくり。


その後は沼の周りを軽く一周しながら足を休めた。
自転車に乗り始めてびっくりしたのがこれで、前に進みながらでも休めちゃうんだよね。
逆に自転車を降りてしまうとガツンと疲労が出てしまう気がする。

鈴木牧場でアイス

八郎沼を降りてきたところに牧場のアイス直売所があったのですかさず糖分補給。

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冷たくて甘くて美味い。自転車とソフトクリームは相性がいい。
北海道各地のソフトクリームを食べ歩く自転車の旅というのも良いな……。

新函館北斗駅

ついでにすぐ近くにある新幹線の駅に寄ってみた。

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ここから乗れば本州でもどこへでも輪行に行けるのか、と思うと感慨深い。
世界は繋がっている……!

道の駅「なないろ・ななえ」

道の駅はトイレもあるしサイクリング中の休憩地点として重要なポイントだ。
特にここ、なないろななえは北海道のサイクル拠点指定を受けており、空気入れや工具の貸し出しも行っているとのこと。

www.sapporocyclelabo.jp

今から思えばここでご飯を食べておくんだった。あとトイレも。

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ここから先は函館新道の下の道をひたすら20km進もうと考えていた。
山の中に来たのであとは街まで下るだけだろうと思っていたのが大きな誤算。
実際は6kmで120mをひたすら登らされる地獄の一本道だった。
しかも右手は高架、左手は山で景色はなんの変化もない一本道。
トイレにも行きたいしちょうど12時で腹も減ったので、ここで諦めて七飯町内へと下ることにした。

そこから町の中までは気持ちのいい下り!
獲得標高を消費する楽しさったらないね。
上りの苦しさは下りの喜びと表裏一体なのか。

昼食

さて昼食はどこで食べようかな、と思ったところでもう一つの誤算があった。
出かける時に財布に1,000円追加してきたのだけど、さっきアイスを食べた時に小銭がなくて1,000円札を崩したのだった。
ということは手持ち700円。

そうなると残された選択肢は、キャッシュレス決済対応の店しかない。
というわけでラーメンが食べたかったのだけど、Paypayが使える蕎麦屋に入店。

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しかしこの店、天ぷらも蕎麦も作り置き感が満点でがっかり感が強かった。
現金の大事さを思い知った旅となってしまった。

帰宅

というわけで今回は60km超えを達成!

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疲労感はあるけどあと10kmくらいは走れたかな。
来週はもう少し距離を伸ばしてみたい。

ダホンルートは意外と遠乗りができて、60kmくらい乗っても体への負担が全然少ない。
ハンドルの上げ下げで姿勢を変えたり、深く座って海老になって前傾したり、姿勢を変えながら走れるのがいいのかな。
柔らかサドルのおかげで知りも痛くならないしね。

ただ、トップスピードの伸びが足りないのが弱い。
平地だと余裕で踏み切ってしまって、それでも30km/h未満どまりなのは少しさみしいところだ。
本格的な速さまでは求めないけれど、もうちょっと最高速が上がれば最高なのにな〜。

妻がクロスバイクを買おうとしている 2

夫婦でサイクリングをしているうちに、妻が自転車を買い増ししようと思い始めた、というのが前回までのお話。

pika-cycling.hateblo.jp

RITEWAYのクロスバイクがカッコいいので、早速市内にある取扱店に実車を見に行くことにした。

そこは小さな店で、驚くことに取扱車種は、BianchiとRITEWAYしか(ほとんど)置いていなかった。
Bianchiは人気があるから分かるけど、もうひとつにRITEWAYを選ぶチョイスはちょっと凄い。

さて、実車を見せてもらうと、やはりSTYLESの可愛さが目を引いた。
クロモリフレームはやはりシュッとしていていかにもスタイリッシュだ。


とはいえ、一方のシェファードシティもそんなに悪くない。

フレームが少しサドル側に向けて下がっているので、小柄な妻でもなんとかまたぐことができた。
個人的には700Cのシティよりも、24インチのキッズに乗ったほうが良さげな気がしたけど、最悪細いタイヤに履き替えれば大丈夫だろう。多分。


見た目STYLES、実用性シティという勝負になってきたけども、これが難しいのは、STYLESの1×8速がどのくらい坂道に強いのかわからないというところ。
家の周りはアップダウンが結構多いので、ブロンプトンだと登るのに厳しい坂を楽々と越えられる自転車でなければならないのだ。

シェファードシティの3×8速なら余裕で越えられると思うけど、見た目で優れているスタイルズでも大丈夫かどうかは、買ってみなければわからない。
見た目に賭けるか実用性を取るか、かなり悩ましい。

SONOMA ADVENTUREの在庫があった!

そんなこんなで妻が自転車を選んでいるのを脇で見ていたのだけど、ふと見ると、ずっと前から気になっていたSONOMAの実物があるじゃないですか!!!

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いやー、まさか地元で実物を拝めるとは思っていなかった。嬉しい嬉しい。

だけど、うーん、どうだろう。
実車を見ていると、なんだか野暮ったくボテッとして見えてきた。
シルバーがつや消しなのが重く見えるのか、タイヤのサイドの茶色がダサいのか。
トップチューブに止まっている謎の鳥のことは見なかったことにする)

おなじグラベルロードだったら、GIANTのGRAVIE DISKの方がだいぶシュッとしてカッコいい。

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2020 GIANT Bicycles | GRAVIER DISC

しかもこっちのほうが安くて軽いんだから言うことないんだよなあ。
自分がクロスバイクを買うなら、やっぱりこっちかな ←謎

別の店にも行ってみた

自分の悩みはひとつ解決(SONOMAは買わない)したものの、妻の方はどちらにするのか決めかねていた。
そこで、どうせだったらもう一箇所違う店にも行ってみようということになった。
そこで見つけたのが、天下のブリジストンが出しているマークローザ。

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これも結構かわいいし、26インチでもまたぎやすいし、しかも46,800円と激安。
しかしその分15.9kgとびっくりするほど重いので、アップダウンには相当弱い気がする。
自転車は、金を出して軽さを買うものだというエピソードがよく分かった。

にしても、シェファードシティが10.9kgで57,800円であることを考えると、RITEWAYは相当コスパがいい。
単純に金額だけに目を奪われてしまうと見誤ってしまうな。


というわけでブリジストンは論外として、スタイルズにするのかシェファードシティにするのか、結論が出ないまま家路につくことになった。
悩ましい、けれど、悩んでいる時間が一番楽しい、とも言えるので、まだしばらく考え続けるのだろう。