DAHON routeで市内を散策してみた
先日はダホンルートを自動車に積み込んで、人も車も通らないような安全なところで試し乗りしてみたので、いよいよ街中デビューしてみることにした。
自動車天国のこの函館にも、唯一無二のサイクリング(歩行者)専用道路がある。
それが緑園通だ。
かつて函館から戸井まで鉄道を引く計画があったのだが、戦時中に取りやめになってしまい、その跡地を利用してサイクリングロードになっている。
整備から30年以上たって舗装がぼろぼろなところがあったり、一部暗いところがあって痴漢が出たことがあったりと地元からの評判はあまり良くないのだけど、とにもかくにも一度走ってみないことにはその真価は分からないじゃないですか。
緑園通へ
緑園通りの入り口は、湯川3丁目のトラピスチヌ線に面したところにある。
人は左、自転車は右。
見ての通り地元の人の協力で花壇が整備されていて、自転車でブラブラ流すのにはぴったりだ。
路面は確かにボロボロで凹凸も激しいのだけど、自転車側を歩いている人も多いし、子どもに自転車の練習をさせていたりするから、逆にスピード抑制になっていいのではなかろうか。
いつもは下を通るばかりの高架からの眺め。
まるで高速道路みたいでちょっと優越感。
道南金剛の時とは違ってこうやってアップダウンが多い普通の街中を走ると、ダホンルートのギアがやたらと軽いのが逆に助かる。
自動車では(むしろ徒歩でも)気にならないようなわずかな傾斜でもペダルが重くなるので、軽いほうが足への負担が少ないのだ。
坂道に逆らわず、ギアをリニアに変えて対応するのがいいんだな。
それと、人や対向車などなどいろんな障害物を避けるために止まったり、一時停止や信号待ちで止まったり、なかなか長くは漕いでいられない。
ギアが軽いとストップ&ゴーがやりやすいのもいいところだ。
そんなことを考えていたら桜のトンネルに出くわした。
市内で桜のトンネルといえば桜ヶ丘通りだけど、ここは有名になりすぎて車通りが多すぎて、のんびり歩いて見ることが難しかったりする。
それにくらべれば緑園通りの桜並木は当然自転車と歩行者専用なので、のんびりと桜を楽しむことができてとても良かった。
そうこうしているうちに五稜郭公園に到着。
のんびり走ったつもりだったけど、緑園通りの入り口からここまで20分くらいだった。
このぐらいだとほとんど疲れないし、楽しさしかなかった。
これだったら通勤に使ってもいいかな。
もちろんスーツだと厳しいので、クールビズの期間になってから、だけど。
往復で15kmくらいなら苦もなく走れることが分かったので、近いうちにもうちょっと遠出をしてみる予定。