DAHON routeで八郎沼に行ってきた
自転車に乗っていると自分の距離感がだんだんおかしくなってくる。
北海道人にはありがちなのだけど、数百メートル離れたコンビニまで車で行くのがデフォだった自分だ。
それが自転車を買うことで、
「職場まで10kmないのか。近所じゃん」
となり、さらには40kmくらいなら余裕で自転車で行ける距離だという認識になってしまった。
というわけで今回は北斗市の八郎沼を目指すことにした。
先週は40km走ったので、今回は大回りルートで60kmが目標。
毎日少しずつ距離を伸ばしていけば、いずれ100km200kmも夢ではない……?
フェリー乗り場
家から10kmほどでフェリー乗り場の前を通過。
ここからフェリーに乗れば青森でも輪行できるんだよなあ。
いつか下北半島一周サイクリングとかやりたいかも。
この後で陸橋を越えなければならないのが嫌だなあ、と思っていたけど、なんの苦労もなく登りきってしまった自分にびっくりした。
これも慣れかな。脚力がついたのかな。
立ち漕ぎのときはギアを何枚か重くする、というのを読んで試したら安定したのでオススメ。
その後は国道227号をひたすら北上。
トラックなどもびゅんびゅん走るけれど、道幅が広いのでかなり走りやすい。
逆に、幹線道路のほうが自転車に向いているかもしれない。
というか街中は逆走自転車とか路上駐車自動車とかが多くてカオスで恐ろしい。
見通しのいい一本道の国道のほうが見落とされない分よっぽど安心できる。
八郎沼
国道は順調だったのだけど、そのあと八郎沼に至る山道はけっこう大変だった。
1kmで50mくらいの上りでもかなり足に来る。
短くて急な上りよりも、どこまでも長く続くほうがこたえるようだ。
それでもなんとか力を振り絞って八郎沼に到着!
沼のくせになんで標高が高いところにあるんだと思って帰宅してから調べたら、開拓時代に牛馬に水を飲ませるために作った人工沼なのだそうだ。勉強になるね。
そして桜。
もう5月も下旬だというのに桜が咲いていてびっくり。
その後は沼の周りを軽く一周しながら足を休めた。
自転車に乗り始めてびっくりしたのがこれで、前に進みながらでも休めちゃうんだよね。
逆に自転車を降りてしまうとガツンと疲労が出てしまう気がする。
鈴木牧場でアイス
八郎沼を降りてきたところに牧場のアイス直売所があったのですかさず糖分補給。
冷たくて甘くて美味い。自転車とソフトクリームは相性がいい。
北海道各地のソフトクリームを食べ歩く自転車の旅というのも良いな……。
道の駅「なないろ・ななえ」
道の駅はトイレもあるしサイクリング中の休憩地点として重要なポイントだ。
特にここ、なないろななえは北海道のサイクル拠点指定を受けており、空気入れや工具の貸し出しも行っているとのこと。
今から思えばここでご飯を食べておくんだった。あとトイレも。
ここから先は函館新道の下の道をひたすら20km進もうと考えていた。
山の中に来たのであとは街まで下るだけだろうと思っていたのが大きな誤算。
実際は6kmで120mをひたすら登らされる地獄の一本道だった。
しかも右手は高架、左手は山で景色はなんの変化もない一本道。
トイレにも行きたいしちょうど12時で腹も減ったので、ここで諦めて七飯町内へと下ることにした。
そこから町の中までは気持ちのいい下り!
獲得標高を消費する楽しさったらないね。
上りの苦しさは下りの喜びと表裏一体なのか。
昼食
さて昼食はどこで食べようかな、と思ったところでもう一つの誤算があった。
出かける時に財布に1,000円追加してきたのだけど、さっきアイスを食べた時に小銭がなくて1,000円札を崩したのだった。
ということは手持ち700円。
そうなると残された選択肢は、キャッシュレス決済対応の店しかない。
というわけでラーメンが食べたかったのだけど、Paypayが使える蕎麦屋に入店。
しかしこの店、天ぷらも蕎麦も作り置き感が満点でがっかり感が強かった。
現金の大事さを思い知った旅となってしまった。
帰宅
というわけで今回は60km超えを達成!
疲労感はあるけどあと10kmくらいは走れたかな。
来週はもう少し距離を伸ばしてみたい。
ダホンルートは意外と遠乗りができて、60kmくらい乗っても体への負担が全然少ない。
ハンドルの上げ下げで姿勢を変えたり、深く座って海老になって前傾したり、姿勢を変えながら走れるのがいいのかな。
柔らかサドルのおかげで知りも痛くならないしね。
ただ、トップスピードの伸びが足りないのが弱い。
平地だと余裕で踏み切ってしまって、それでも30km/h未満どまりなのは少しさみしいところだ。
本格的な速さまでは求めないけれど、もうちょっと最高速が上がれば最高なのにな〜。